パコと魔法の絵本
パンフ￥６００
久々に１８００円の価値あり映画を見た！！
２００４年のパルコプロデュース作品の映画化！去年発表を聞いた時には正直微妙だったんだけど、いやぁ、子供向けに見せた大人映画！！原作者の「全年齢対象です」って言葉にも納得。
オープニングからストーリーテラーではなく踊って現れる大王！！知ってる人だけ笑いがもれる。堀米のヒゲは大王のオマージュ？*1
お話はヘンテコリンな人々の集まる古い病院で起ります。気難しくて我が儘なクソジジイが１日しか記憶の残せない可憐な少女に魅せられ彼女を幸せにしてあげたいと、病院のサマークリスマス会でお芝居をします。
クリスマスキャロルや秘密の花園で取り上げられた古典的な内容ですが、それだけ分かりやすく、かつ大王テイストのヘンテコリンなお話になっていて、恥ずかしくなくのめり込めます。
記憶を毎朝真っ白にして、笑顔で自己紹介するパコを見る度辛く悲しくなるのです。そして病院だからこそ切り離せない「死」。
ナカナカ泣かない私もつい涙腺が緩み、周りからは大人のすすり泣きも…そんなシーンで必ず笑いを担当する出オチ阿部サダ演じる堀米！！すばらかしいっ！！
セットもＣＧもメチャメチャメルヘンで可愛くて、お庭もどこまで本物か分からないくらい。
役者陣の演技も冴えてましたね♪派手な衣装に押し潰されず個性的な人揃いで！あんな紅白の提灯ブルマ姿がこんな格好いいなんて、役所広司すげぇ！映画でも芝居でも同じテンションの山内圭哉(笑)や意外に女装もいける國村隼！気持ち悪そうなのに芯のある医師の上川隆也！（今回大好きになりました♪）元子役スターの妻夫木聡の予想外のザリガニ魔人の出来が…凄すぎる！！貫地谷しほりもちゃんとわかったよ〜ん(^_^)vあんな一瞬…
ＤＶＤ出たら買う！絶対買う！
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舞台では出来ない事をしつこいくらいゴテゴテと乗せた映画を観た後じゃ舞台版はちょっと淋しいかもしれないけど、台詞はほぼそのまま。また違う印象でこのギャップも楽しいです♪♪
飛び出す絵本も４０００円もするけど、これは買う事になりそうですねo(^-^)o
で、心配なのは今後。まさか大王の他のヘンテコリン感動話「カビ人間」「人間風車」も映像化するのではないか…と…。
