黄昏の犬たち/工藤俊作プロデュース

inインディペンデンスシアター2nd
チケット¥3300
今年の観劇終わり、かな?

舞台は西成区通天閣の近くの廃線になった南海天王寺支線。行方不明になった娘と心配する元ボクサーの父。
太陽族の岩崎さん作・演出だ〜!と思って行ったら…なるほどメッチャ太陽族(笑)
時効をなくす運動をしている人や病気のホームレスを入院させるボランティアの人を介して格差社会を訴える話…でありながらも最後は親子愛ですか…そうか…
特に特徴的ではないのにそれを思わせる台詞回しや演出。主題もしっかりあるけど登場人物全員の見せ場がそれぞれあって誰が主役か分かりにくいんだな。話の筋が主役なのかな。
そして主役(主催)の工藤さんは太陽族の人なのか〜って納得(笑)

小難しい話を分かりやすくしようとしてはいるのですが…誰かに感情移入ができないとちょっと厳しいなぁ。
会場が寒かった(薄着で行った)のも敗因でしたが。
登場人物はみんなそれぞれの強い意志が感じられてとても素敵でしたね。

ちなみに座長はかっこよかったです、おそらく本人よりも、自分作品よりも(笑)もう客演しないとか言ってるからこんな余所の作家作品を演じるとこが観れないのは残念だなぁ。