ワルシャワの鼻

inシアターBRAVA!
チケット¥9500
パンフ ¥1800

さんまさんと生瀬さんの座組は以前から気にはなっていたものの、チケット代で今まで躊躇しておりましたが、今回は他にもお目当ての役者さんがいるから!頑張った!!
昨年東京公演のみだったお芝居を再演。東京でも大阪が舞台だったそうです。でも飛田とかは大阪の人でも分かりにくいよね…。

舞台は1960年代後半、大阪市内にある立ち入り禁止の軍事工場の跡地で鉄くずを拾うアパッチと呼ばれる人々のお話。
60年代後半まで現大阪城公園が鉄くずの埋まった軍事工場跡地(広場?)として手付かずって信じられなくてはてな?と思ってましたが、一応そこは史実だそうです。ほんの40年前のことです!
聞いた事はあるもののイメージのわかないアパッチ族とは鉄の高騰によって現れた一攫千金を狙った流れ者の事だそうです。ガタロとは違うのか。大阪だけの呼び名かな?
国有地に入って鉄くずを拾うのは犯罪なのですが、そうしないと生きていけない人々、貧困と差別。今までの兵士者よりもずっと興味のあるお話でした。つい数年前も金属の高騰で鉄の窃盗が話題になったしね。



さんまさんが主演なので、当然数度あるコントタイム。それがどこまでアドリブなのかはわかりませんが、長いよ!!面白いけど少しずつ摩耗される…八十田さんや山西さんが上手いのは当然として、温水さんがあんなに上手いとは思わなかった!今までTVでは伝わってなかったんですね。今まででこんなにぬっくんを好きになった事はなかったです。

新谷さんは口の悪いオバハン役だったけど可愛すぎた。去年が羽野さんかと思うとああん、でしたが…ジュテーム!

お目当ての三上さん!いや、期待するような良い役じゃないとは思ってたので…安定して上手いよね。可愛さはちょっと足りなかったかも。ラストはちょっと格好良かった。関西人が無理やり使う東京弁と標準語のお芝居を使い分けれるとこも好き(^_^)v


途中騙し騙され、複雑な話展開にどうなる!と期待したラストは至って普通のアンハッピーエンド。なんか…拍子抜け。3時間かけて、これか。
面白かったのですが、次回必ずしも観るかと言うと…やはり高いチケット代の壁。


余談ですが、劇中に出てきた方言のアパッチはネイティブだそうで、沖縄以外は博多・熊本弁。ほとんど理解できたのです。こんなに方言のヒアリングができるのにどうして私は英語がからっきしなんだろうかと、ちょっと落ち込んでしまいました。あ〜あ…f^_^;