桂梅団治の梅満会

inワッハホール
チケット¥3000
★★★本日の演目★★★
桂佐ん吉 いらち俥
桂梅団治 野崎詣り
桂春團治 高雄
〜〜〜中入り〜〜〜
桂梅団治 ねずみ
柳家紫文 音曲(三味線)
桂梅団治 時うどん

桂佐ん吉さんのいらち俥は余所でも見た事あるけど、後半市電のくだりから生き生きしてて素敵ですね〜♪

桂梅団治さんの野崎詣りは初めて!本当〜に若い女性がアレな人なので出だしはちょっとビックリしたけど、男ばっかしだと抜群◎アホも可愛けりゃ賢は嫌味なしたたかさがね。ホンマに嫌味やなぁ。

続いて登場の桂春團治さんは本来春なので野崎をするつもりが先に梅団治さんに演られたので、とつけ加えての高雄♪♪梅団治サマサマ♪
もう超好きな話でだるい腰も忘れてしゃっきり前傾姿勢になってしまいました。所々難しい単語が講談のように続くのですが大体流れは聞き取れてるので全く支障なし。高雄がすぅって出て来ると、ハッと息が止まるほど綺麗。う〜んどう見ても細いおじいさんなのになぁ。

桂梅団治のねずみは岡山風にアレンジをされたそうです。村人の超ナチュラルな岡山弁のとこ以外もあるのかなぁ?ねずみと虎の対峙をどう切り抜けるのかと思いきやなるほどのオチ。名人逗留物の中でもかなりキュンとくる良いお噺でした。

場は一気に変わって柳家紫文さんの三味線。あれは都都逸?初めて聞く物でしたが、三味線の音に合わせて歌いながら小話をするような感じ。途中まで同じで登場人物によってサゲが違ったり、諷刺ネタもかなり多くてナカナカにスゴい盛り上がりでした。関東の方らしく、粋というか辛口というかは人それぞれ。最後は片足立ちのかっぽれ。そういえばかっぽれも初めてだわ〜!

シメは桂梅団治さんの時うどん。芸歴30年なのに最新ネタが時うどんって…なんで…(^_^;)かと言って基本に忠実でもなく、自己流にアレンジをされていて大変楽しいお噺でした。まあ元々始めから屋台に二人いるタイプを聞き慣れないから余計に目新しかったわけですが…

雨の中客席も満席。ちょいちょいややこしい人はいましたが(独演会なのに…)まままま楽しい会でしたよ〜!