MIHO ミュージアム

nejimaki-tori2009-11-17

若冲ワンダーランド展を観に信楽まで!意外に近くてビックリだ!
当日券¥1000
ミホミュージアムは建物の素敵さで名高いだけあって、駐車場からレストラン館に着くと送迎電気自動車が!歩いても7分くらいらしいけど雨なので乗せていただくと、少し坂道の後に照明の綺麗なトンネル、ワイヤーの交差の素敵な吊り橋、そして山の中の小さな美術館!その景色やアプローチが素晴らしかったです!お天気なら、歩きたかったなぁ…
土産物を冷やかして先ずはメインの北館・若冲ワンダーランド!
小さな小部屋に別れていて、同じ部屋でも仕切りがあったりでまるで迷路みたい!少人数でじっくり見れますね。細い通路での展示の後は大きい物が大部屋でどぉ〜ん!良いなぁ♪♪
印象的だったのは野菜の屏風(菜図押絵貼屏風)。山折り谷折りになっているから右から見た時と左から見た時とで全く景色が違うのです。真ん中の茄子と椎茸が凄く効いていてどちらも単調にならない並び方で素晴らしかったです。
そのお隣りの鶏だけの屏風(鶏図押絵貼屏風)は逆に真正面から離れて見ると、右から左へと鶏がダンスしながら移動してるみたいでとても楽しい。クルクルと周る雄鶏に押されて踏まれてまるまる雌鶏、と勝手にストーリーを作ってみたりして。同じ人が描いた屏風なのにこんなに違うなんて!!
そしてメインの象鯨図屏風。流石の大作!圧巻!マシュマロみたいにほわほわで柔和な白象と荒波を隔てて潮を吹く鯨。これってどんな部屋に飾ってたんでしょうね?墨一色なのに暖かみがあってついこちらもにこやかになる一枚。入口では修復作業のVTRも流れていて、この絵の知識をより深めれましたよ。この1年前にもほぼ同じような屏風が描かれていて昭和初期に行方不明だとか…ミステリー?
あとは版画なんかもありまして。乗興舟は伏見から八軒家までの三十石舟から見た淀川の河川敷の景色。ずっと山が連なるだけなんですけどね、野崎や三十石舟に出て来るのはこの景色かぁって、にやぁってしちゃいますね。今とは全く違う、淀川。
他の展示も個人所有が多くてよく集めたなぁって驚きです。一度の展示数はそう多くないものの全6期に別れて展示品が変わるんですから!ただ平日でも人気あるから、土日に全期は無理無理…(^_^;)うん、5期だけで我慢。最終日は12/13!!お早めに!

常設展もガンダーラ美術やエジプト、イランと様々で楽しかったですよ。でも何より建物からの景色も素敵で!紅葉した山々にけぶる霧が!!ここ温泉宿ならっっ…(無茶)


帰りはレストラン館で食事。うどん、そば、おにぎりセット、パスタセット、って書くとチープでしょ。ところがこれが大間違い!腰の強い細い手打ち蕎麦は甘めのお汁、讃岐風のうどんはさっぱりのお汁。これにカリカリ絶品の野菜の天ぷらが出て来たら大満足!!寒かったのもあってすごくホッとしました〜♪また素敵な展示してたら来たいです!はいっ!\(≧▽≦)