世田谷カフカ/ナイロン100℃

nejimaki-tori2009-10-11

in本田劇場
チケット¥6800
パンフ ¥1500
下北沢の神様の作品を観に下北沢へ!!初本田!超嬉しい♪
今回は原作付き…といってもカフカ代表作「審判」「城」「失踪者」をメインにコラージュもコラージュ、デコラージュ。ちょこっと出しては崩し、伸ばし、造り、繋げる。オムニバスが最後リンクするのが凄くすきなので、コレちょっとスゴいですよぅ!
ケラさんがブログで書いてた通り、学芸会でも最高傑作でもないけれど、他の人には書けない物であったわけです。カフカの解釈も難しいし、作品のイメージ力も、構成力も、役者に伝える表現力も、やはり独特で素晴らしかったです。
もちろん役者もね。今回脚本は早かったそうですが、その後の直しやエチュードが大変だったのだろうな、と。ナイロン陣はナイロンで演じる時が最高に輝いているとつくづく思わされて、あそうさせるのもケラさんの力なのか?
いつもはどんな良い話でもやはり長尺でウンザリするシーンがあるのですが、今回は全くなかったなぁ!!
お客さんの解釈もそれぞれで、話しながら帰る人のを盗み聞き。
いつも素敵なオープニングは白い服を着た人々のダンスで1人の男の一生を表現をします。スライドで色柄をつけて服を変えたりしちゃうんです。それは劇中でも使用された手法なんだけど、やっぱり踊りながらって難しいと思うんだ。メチャメチャ上手い踊りじゃないけど段取りが凄く格好良かった。

あと本田劇場は思ってたより小さくて、そりゃ何公演もするわな、ってくらい。ここでちょうど良い空気を作って大阪ではIMPってやっぱちょっと無茶だよな。それでも面白いんだけど。

大変大変楽しかったです。