お祝い/ラックシステム

inABCホール
チケット¥4500
パンフ ¥1000
再々々演です。初めて人に「どんなん観に行くの?」と聞かれて内容が話せました〜(笑)タイトルや役者名言っても誰も知らないからさ、あは〜。
昭和初期の船場が舞台の生理用品開発のお話です。
妹の初潮のお祝いをしようと準備していた時に、学校でからかわれた妹が事故に遭い遺体が運ばれて来る、そんな切ないシーンからスタート。さっきまで大笑いしていた人が涙を流すとついつられてしまいます。(;_;)
主人公は布団屋を畳んで男ながらに生理用品開発・製造・販売をしていくのですが、当然変態として後ろ指を指されて生活をします。
実際あらゆる物の開発は男性が主導だったでしょうから、こうして差別をされているのだろうなととてもリアルで。そして時代は世界対戦へと突入していきます。
今の生理用品はとても便利でなくてはならない物ですが、これがない時代を描くなんてすごい衝撃です。しかも戦時中は特に衛生品が不足していたのに、男性が戦争にとられ女性が家族を守らないといけないのに、手当てする物がないなんて、本当にどうしてたんでしょう…
また、舞台が昭和初期の船場という事で今じゃ考えられない設定や常識があるもので、船場の旦那が芸者を引くなんてシーンもその一つで。このシーンが大好き!実際はもっとごちゃごちゃした慣習や差別があったはずですが、ナカナカこういったシーンは描かれないもので。

この公演は日替わりでゲストが出演します。
この日は「ダイナマイトしゃかりきサーカス」さん。
新しく開発された生理用ナプキン「ペパームーン」のCMソングを歌いに登場、という設定でしたが、他の日は役者さんやアナウンサーなんですけど、なにをやったんでしょう…気になる気になる…


船場言葉が気持ち良いラックシステム、次回公演も楽しみです!!