後ろ前の子供/工藤俊作プロデュース

inインディペンデンスシアター1st
チケット¥3000
初めての劇場は迷った〜!2ndだと思ってた友人と地図をうろ覚えの私…(^_^;)折角整理番号1桁だったのにね。

舞台も客席もすごく狭くて、2ndより狭い??
工藤俊作さんの作・演出かと思ったら全然違う!!そうか、そうだよね…
テレビが数台並ぶ台の上の部屋がコンビニ裏と主人公(?)の部屋だったりします。
主人公は子供の時から嘘つきと無視され続け自分の嘘にすがりつかないと生きて行けない歪んだ22歳の男。自分を宇宙人だと言い続けるだけでなく、近所の小学生まで取り込んで…
男の大人6人が無理に子供の演技を始めるところからスタートしますが、結局ずっと子供の演技のまま…なんで?衣装替えも頻繁で、さりげなく作中に着るのに感情の高ぶりと共に脱ぐのも衣装をつけた時間が短過ぎて「また脱ぐの!?」という印象にはガッカリ。
一番最年少の子供を女の子が演っていたのですが、少年には見えなくて、少女暴行になったら嫌だなとハラハラ。底あげをしてさらに狭い舞台で大きな大人が子供演技のデカい動き&取っ組み合いをするのでさらにドキドキ。
しかもみんな演技が上手くて、逆にリアルでメチャメチャ怖かったです。本当にゲームの世界に囚われたこんな人居そうで、もちろんアンハッピーエンドでしたが、実に後味の悪いお話でした。エンディングの曲*1まで、もぅ完璧に。
ハマったら抜けれないくらい完璧な芝居、いっそ下手ならくさして終わらせれたのにどうしてくれよう…ぐぅ…(T_T)
まあコレも有り。大有り。また劇場が日本橋だから余計に怖かったのかも。うはぁ!

*1:宮澤賢治作詞・星めぐりの歌。作中に現れる星座カードと宇宙の話だけでなく宮澤賢治氏もそれなりに逸話のある人なので…(^_^;)