阿片と拳銃/劇団M.O.P

in松下IMPホール
チケット¥5500
パンフ ¥500
初日でございます。
いやぁ!平日の初日の客席の豪華な事(笑)!!敢えてあだ名でノダさん、つっちー、えふさん、生田さん、巨人さん、きよしさん。他にもいらっしゃるでしょうがわかった範囲で。初日はポストカードが貰えるので混むと思ってたんですけど、関係者(招待客?)の多さに驚きました。今迄気付かなかったよ。
さて、今回のお芝居は戦前から1979年まで時代を前後して3人の人々を描くドラマ。阿片輸入業者や映画監督になったりするんだけども。前後するからには何等かの謎解きや不安要素があってしかるべきですが、なんもないよ。ただの前後だよ、恐るべし…。阿片も拳銃も出て来るけどやっぱりハードな感じはなくて、滝口がどうしても撮りたかった映画も同タイトルだったけど、なんか理由がブレてて。ひかるの浮気理由も分かりにくくて。本筋に芯がないというか、なんだかな。
セット転換は同時進行で電話の会話と共に行われるのですが、多過ぎてちょっと辟易したりも。4回目くらいまでは大丈夫なんだけどね…いっそ同じセットでやれば?ってシーンもあっただけに。
毎回思うんだけど、ドリさんの若作り演技が痛くて…マキノさんももちょっと考えてよ、って思うんですが…トップ3が主人公じゃなきゃならんわけじゃないんだし。という実験を一昨年ズビズビでして失敗と判断したのかなぁ〜。
三上さんはいつも通り、噛み過ぎ(笑)若い時とおじいの時の演技プランが違いすぎて別人の話かと思ってたよ。ラスト近くでやっと起動修正。あの1場はなんだったんだ…(-"-;)
小市さんは相変わらずいい声すぎて周りから浮くけど嫌いじゃないよ!ちょっと破綻した役、好きだなぁ!で、一般発売のなかった四国には参加しないとか、代役が神農さんとか、なんだかなぁと思うんですけど?
好きな女優さん、勝平さん。今回は熊本弁の怒った女役…元々発声わるいのにずっと怒鳴るのは苦手なんだろうね。しかも熊本弁に必死なので、イマイチ。挙句イントネーションがバラバラ。方言は難しいよね。今迄見た中で一番演技できてなかったよ、大好きなだけに残念だったよ。
奥田さんは、格好良かったなぁ〜o(^-^)oシュッとした役もコメディな役もおじいの役もそつなくこなしてて、MOPでは一番安心して見れてる気がしますよ!どんどん好きになる〜♪
林さんも前は苦手だったんだけど、今回のシャキッとした振る舞いがあまりにツボで!年増の女優役、いいじゃないですか!!
エンディングは全員でのバンド演奏。うん、ちょっとずつ上手くなってるね!!
MOPのカウントダウン、聞いた時にはショックでしたが、今年見て、やむ負えない感は否めなくて。脚本がいつまでもナイーブでセンチメンタリズムのまま(昔の劇評もそうだし、過去映像もそうだからあまり変わってないのだろう)なら続けにくいだろうと思うのです。年だし。
あと2回絶対見ますよ!心に残る変化を期待して!!