坊ちゃん/夏目漱石

学生時代に純文学の作者と作品を暗記させられましたが、全く読まない学生でした。
人に聞いても授業で習わなかった本は読んでいないとの事。せっかくなので名作に挑戦(笑)
1回目は「坊ちゃん」
四国が好きで、何度か松山に訪れていますが、土産でも飾りでも路電でも「坊ちゃん」。作者も道後温泉本館を利用していたそうです。
さて、内容ですが、主人公のちょっと乱暴者・坊ちゃんと嫌味な教頭・赤シャツとで町一番の美女・マドンナをとりあう、そんな話だと思い込んでおりましたが、全然違うんですね(笑)
坊ちゃんは短気で真面目な男。彼が松山に来るまでのあらましが長く、約半分。
坊ちゃんはマドンナを1〜2度見かけはするが会話することはないし、彼女の婚約者はうらなりだし。
さらりと生き生きと当時の慣習が景色を描いていて、資料としては面白いけれど話の中心がぼやけていてわからない…(-_-;坊ちゃんが松山に来るまで世話をしてくれた義理がたい乳母と田舎の嫌味で狡猾な人々との対比なのだろうか?
坊ちゃんは結局学校を辞め、東京で都電の整備員になるのも唐突で意外だ…

これ、名作???
作者お札になってる程の偉人ですけど?
英国へ留学中神経衰弱になったからこその題材なのだろうか?う〜ん…(-_-;