フェルメールからのラブレター 展

京都市美術館
¥1500
平安神宮のそばの美術館です。
17世紀オランダの絵画を中心に展示していました。
オランダの教養の高さ、家族の絆、ラヴレターの文化とマニュアル本、そしてメインのラヴレター。
その時代にスポットをあて、丹念に順を追って展示されているので、品数は少ないものの解りやすいいい展示でした。知らない画家ばかりでしたが、知ってる方が少ないのでそれはしょうがない。うむむ。

私は作品解説を読む時間が惜しくてオーディオガイドを借りる方です。
今回のナレーションはABCアナウンサーの道上洋三さんと竹内絵美さん。
最近はアナウンサーや俳優が解説することが増えてきましたね。
そして絵の横のパネルよりより詳しいのは当たり前、今回は1枚だけその当時の音楽が聴けるようになっていてびっくり!!これ、もっと他の絵にも採用して欲しい!!絵画に合わせたBGMって素敵♪

休憩所で一休みすると今回のメイン、フェルメール作品3作。
「手紙を書く女」「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女と召使」
ラヴレターか、というと定かではないのかも知れませんが、同じ手紙を書く女という題材だけでもだいぶ違う印象を与えるものです。愛を綴るだけではなく、怒りやいら立ちが細かな小道具であらわされていたり。
洋画は小物ひとつひとつに意味合いが込められていて*1、読み取りの正解があるのがあまり好きではないのですが、こういう感性でなんとなく感じられるものは楽しいですね。素人的な感想を小声でささやきあうのも楽しいのです。

残念だったのはそんなに大きい美術館でもないのに半分しか使用していない…というか隣でワシントンナショナルギャラリー併会ってひどい。混雑の準備も万端でしたが…どちらも空いてました。なんぞ…

巡回は一応あります。次は宮城県朝日放送の系列局が主催になっているみたいなので興味のある方はどうそ〜!
音声ガイドってかわるのかなぁ?

*1:薬剤師の表現のために机の上に山盛りの小道具が乗っていたりね…